大橋建築設計室は札幌の建築設計事務所です。
住宅の新築・リフォームからマンションの調査・改修、医療福祉施設を設計しています。

現場レポート

月寒Tマンション外断熱工事現場見学会を開催

2017/06/16

管理組合様のご協力をいただき、6月15日外断熱工事現場見学会を開催しました。参加者は23名でした。管理組合修繕委員長様より工事に至る経過や合意形成など紹介していただき、設計事務所として工事内容を紹介、その後、外部階段を利用して北側外壁面、バルコニー内の施工状況を見学、説明を行いました。
また、前日の6月14日には新建北海道支部主催にて第3回外断熱講座を開催し30名の皆様にご参加をいただきました。講師は京都工芸繊維大学の芝池英樹先生に米国の連続断熱について、大橋建築設計室として昨年実施したKマンションの外断熱事例を紹介しています。

月寒Tマンション外断熱工事

2017/06/08

5月から6月にかけ、湿式外断熱と乾式外断熱の工事が終盤を迎えています。湿式工法は主にバルコニー内に採用しています、EPS断熱材75㎜を貼りメッシュシート+高耐久塗材です。トップコートは着色された塗材です。すでに上階からトップ仕上げが行われいます。乾式工法は、ガルバリュウム鋼板仕上となります。XPS75㎜断熱材を鋼製材で外壁に固定し、この鋼製材を下地に鋼板を貼ります。すでに東側は最上階まで貼られています。断熱工事に並行しバルコニー内の天井塗装、床ウレタン防水施工と一般改修と同じく仮設足場を必要する工事は全体工程の中で調整進められています。

豊平区Iマンションの外断熱改修工事が着工しました

2017/06/03

豊平区Iマンションの改修工事が6月1日より着工しました。今年は月寒Tマンションに続き13棟目となる分譲マンションの外断熱改修です。
昨年3月にご相談を受け、理事会での協議、住民向け説明会を開催、工事内容の確定と施工業者を行い、今年4月の臨時総会で最終決定を行いました。
IマンションはSRC造11階建て60戸、延べ面積6,746㎡、建築後44年を経過しています。現状の外装は塗装仕上げです。
今回の工事は、外壁下地補修の上、EPS断熱材75㎜を貼り、高耐久塗材による仕上となります。外壁の他、屋上の断熱防水、バルコニー改修、カバー工法によるアルミサッシの更新、共用部玄関、廊下等の内装改修を予定しています。
現在、敷地内に作業車が入るため、鉄板敷作業と、南側外壁面より仮設足場の設置作業が始まっています。今後は、躯体調査・補修を行い7月中旬より外断熱工事、サッシ更新工事が始まる予定です。工事の進行状況については、このホームページにてご紹介します。尚、工事中には現場見学会を予定しております。

月寒Tマンション外断熱工事が始まりました

2017/05/20

5月連休開けより躯体補修を終えた外壁面から、順に湿式外断熱施工とガルバリウム鋼板仕上の外壁面に断熱材を貼る工事を進めています。
湿式工法での施工はバルコニー内です、東西面の垂直面の外壁は鋼板仕上となります。
外壁施工と進行して、バルコニー内天井面の塗装、手摺支柱部分の補修、さらに屋上防水については、硬質ウレタンボード50㎜を敷き詰め、断熱防水の施工も行っています。

月寒Tマンション躯体調査、補修へと進んでいます

2017/04/27

仮設足の設置を終え、躯体調査を行い、浮き、割れタイルの撤去、貼り替えと、塗装面ではひび割れ箇所の撤去、下地成形作業など進めています。
断熱材を貼る施工では躯体補修と下地調整は重要な工事です。また、外壁断熱材が屋上まで達する上部には三角形に加工した斜め笠木(ガルバリュウム鋼板製)の設置も完了しています。5月には外壁の外断熱施工へ進みます。

日本マンション学会名古屋大会で外断熱改修紹介

2017/04/27

4月22日、23日の2日間名古屋市で開催された日本マンション学会の大会分科会で、分譲マンションの外断熱改修について報告してきました
大会は毎年各地が開催され今年は200名近い参加者で盛況でした。全体会での名古屋市からの挨拶では、市内において持ち家に占める共同住宅の割合が30%を超えたこと、建築後30年を超えるマンションが1/3以上となっていること等今後のマンション対策を強調される内容でした。
大会分科会での報告は、昨年工事を行った中央区Kマンションの工事内容です。関東、関西の方にも関心を持つ方が多く、施工方法など質問が多くありました。
最終日は限られた時間でしたが名古屋市内の近代建築を見学、添付写真は1922年建築の旧名古屋控訴院です。現在は市政資料館として使用されています。

月寒Tマンションの外断熱改修、仮設足場設置

2017/04/15

仮設足場設置を開始して2週間経過、途中30年ぶりの降雪、強風の影響もあり、設置を中断した日もありましたが、最上階まで設置を終え、メッシュシートで覆う作業を行っています。来週より躯体調査、タイル調査を行い、亀裂補修、タイル貼替、外断熱施工に必要な下地調整を行います。4月中には外断熱施工範囲の詳細を決定します。

月寒Tマンションの外断熱改修工事が着工しました

2017/04/04

2017年4月4日、添付写真の通り、仮設足場設置より外断熱工法による大規模修繕工事が着工しました。2月19日に住民説明会で外壁色を決定、3月12日に工事説明会を行い工事着工に向けた準備を進めてきました。
TマンションはSRC造11階建て21戸、延べ面積2,367㎡、建築後15年です。外装はタイル貼り、バルコニー内、外部階段は塗装仕上げです。今回の工事では断熱材75㎜を外壁面に貼り、東西垂直面の外壁はガルバリュウム鋼板貼り、バルコニー内と一部外壁は高耐久塗材による仕上となります。
仮設足場設置後、躯体調査・補修を行い5月には外断熱工事が始まる予定です。工事の進行状況については、このホームページにてご紹介します。また外断熱工事にご関心のある皆様には、現場見学会も開催しておりますので、当社までお問い合わせください。

せるぷコーポあかしあⅡ新築工事完了しました

2017/03/22

昨年10月に着工しましたグループホーム「せるぷコーポあかしあⅡ」は、3月21日工事完了引き渡しを行い、工事が完了しました。
冬季の工事は厳しい寒さと降雪に工事中の進捗に多少の不安がありましたが、何とか4月1日開設に間に合いました。
この施設は床面積275㎡木造平屋建てです。内装は板目、石目調のクロス仕上、床は板目模様のクッションフロー材を使用、外装は防火サイディング貼りです。居室6室の他短期入所室が2室あります。浴室は1.25坪タイプのユニットバスに加え、介護浴槽を設置した介護浴室も設置しています。
写真は居間・食堂と洗面所です。建物周囲には残雪があるため雪解けを待って仕上を行います

「次の大規模修繕は外断熱工法で!」をテーマに外断熱改修を紹介

2017/02/27

2月25日北海道マンションネット主催合同セミナーで、外断熱改修の事例報告を行いました。今回のセミナーは、マンションの「二つの老い」-居住者の老いと建物施設の老い-が進む中、どのようにマンションの維持管理を行うかがテーマです。
私の報告は、建物の躯体保護と住環境の改善に繋がる外断熱工法について、①世界各地で広がっている外断熱、②札幌市内を中心に外断熱改修を実施したマンションの事例、③最後に外断熱改修を行う上での課題について紹介しました。
管理組合役員の皆様をはじめ参加者は約50人、外断熱工法への関心の高さを感じました。大橋建築設計室では、管理組合役員の皆様、住民の皆様に、外断熱改修についてのご質問、勉強会での紹介など、ご要望にお応えしています。お気軽にお問い合わせ下さい。