2022/01/04
あけましておめでとうございます
2020年から続く新型コロナ感染は、オミクロン株と言われる新タイプがヨーロッパから拡がり日本国内でもその影響が心配されています。今年もコロナ禍での生活、仕事の継続となりますが、十分な対策を行い進めたいと思います。
昨年は、仕事量も若干上向きとなってきました。2019年から準備をしていました、豊平区138戸の分譲マンションの大規模修繕工事は4月に着工し10月に完了しました。この工事を進める過程でお隣りの管理組合様よりご相談を受け、今年7月より大規模修繕工事を行うことになりました。
後半は、美唄市で倉庫、住宅の新築工事が続きました。また、昨年4月に施行された改正省エネルギー法により建築物の適合判定申請・届け出など新しい対応も求められました。
今年届いた年賀状の中に、「マンションの外断熱改修、気候危機打開へ、エネルギー消費を減らすために、注目度が上昇ですね」というコメントをいただいています。この分譲マンションの外断熱改修については、北海道建設新聞社より取材を受け12月15日付けに掲載されました。
新建築家技術者集団北海道支部では、昨年10月北海製缶小樽第三倉庫の保存活用をテーマにZoomセミナー(講師:駒木定正先生)を開催し全国から参加がありました。
皆様、今年もどうぞ宜しく御願い致します。
有限会社 大橋建築設計室
一級建築士 大橋周二
http://ohashi-draw.com tel(011)726-8988 fax(011)726-8990
Eメール:oohashi@beige.plala.or.jp
2021/12/18
2021年12月15日付北海道建設新聞「深掘り」外断熱改修の紹介北海道建設新聞に大橋建築設計室の分譲マンション外断熱改修についての取材記事が掲載されました。外断熱改修は通常の改修よりも工事費用が増える、札幌では公共工事での外断熱工法の実績がある一方で民間の工事にはまだ普及がされていないなど課題がある一方で、断熱性能の向上で暖房費の削減や断熱材で建物が覆われるため躯体が保護され耐久性の向上などメリットが大きい工法です。
分譲マンションで十数年に一度実施されている大規模修繕工事の際に、どの様な改修を行うのか、マンションの長期的な修繕計画の検討と合わせて、この外断熱改修をご検討いただくことをご提案します。
詳しくは、大橋建築設計室までお問い合わせ下さい。(このホームページ「お問い合わせ」をご利用下さい)
2021/02/05
昨年末に閣議決定され、公表されているグリーン住宅ポイント制度についてご紹介をします。この制度は、戸建て住宅は勿論ですが、分譲マンションの工事でも利用ができます。
添付した資料は、制度の概要、工事部位ごとの改修ポイントが示されています。公表されている具体的内容では、外壁・屋根の断熱改修では断熱材性能別に1戸当たりに使用される断熱材の量を満たせば全住戸が補助対象となります。屋根は共同住宅のため屋根のある最上階住戸が対象です。また窓の性能向上のためガラス交換などは窓の大きさにより改修ポイントが示されています。
より詳細な制度の内容、申請方法、今後のスケジュールも添付致します
2021/01/05
あけましておめでとうございます
昨年は、予定していた海外視察や国内でのセミナーが新型コロナウィルス感染の影響で全て中止となりました。全く予期しない事態の中で、仕事と所属団体での活動は様々な制約を受けました。その様な中でも一昨年より準備をしていました、札幌市内中央区Aマンションの外断熱改修(8階建て60戸)と旭川市では障害施設の改修を行うことが出来ました。4月以降は、新建築家技術者集団や日本パッシブハウス協会で、国内と海外在住の建築家設計者とzoomによるオンラインでの交流が多くなりました。
今年は、4月より15階建て138戸の分譲マンションの大規模修繕工事が札幌市内で着工します。この10年間で20棟を超えるマンション改修を行っていますが、最も大規模規模な工事です。
建築業界は勿論、皆様にとってもにとっても大きな話題として、4月1日より施行される「改正省エネ法」では、住宅性能について、「建築士による説明責任が義務化」され、300㎡を越える建物は確認申請と一緒に省エネ性能基準の審査を受けることになります。
これまで、日本パッシブハウス協会では、高性能住宅を建築する上で海外との交流や国内での技術交流も行ってきました。今年はこれらの成果を具体的に仕事として皆様にお返しできる機会を増やして行きたいと考えています。
また、2010年より継続している分譲マンションの外断熱改修は14棟になりました。積雪寒冷の北海道でこそ、外断熱改修の普及が求められています。昨年より日本断熱住宅技術協会には役員として参加をしており、得られた知識と技術を今後の仕事に反映していきたいと考えています。
皆様、今年もどうぞ宜しく御願い致します。
有限会社 大橋建築設計室
一級建築士 大橋周二
http://ohashi-draw.com tel(011)726-8988 fax(011)726-8990
Eメール:oohashi@beige.plala.or.jp
2020/12/23
国交省では、「長期優良住宅化リフォーム推進事業」という名称で、良質な住宅ストックの形成や、子育てしやすい生活環境の整備を図るため、既存住宅の長寿命化や省エネ等に資する性能向上リフォームや子育て世帯向けの改修に対する支援を行う補助事業が行われています。
戸建て住宅対象の補助金というイメージが大きいのですが、共同住宅=マンションでも対象となります。補助率は工事費用の1/3です。
大橋建築設計室では、これまで提案型の長期優良住宅先導事業による補助金を利用し、分譲マンションの外断熱改修工事を行っています。
この長期優良住宅化リフォーム推進事業は、数年前より実施されていますが、令和2年度より2ヶ年事業が採用されたことから、工事実施期間に季節的制約の大きい北海道でも、管理組合での合意形成(計画)から施工業者選定、工事実施まで運用がしやすくなりました。具体的には2022年に大規模修繕工事の実施を検討されている場合、来年2021年に準備(補助金申請まで)を行うことで十分利用できます。
この補助金を利用する工事は、事業の趣旨にあります通り、「建物の長寿命化や省エネ等に資する性能向上リフォーム」となっています。従って、工事実施内容について、これらの工事に該当するかどうか、評価、認定を受けることが補助金対象の前提となります。
これまで、当社のホームページご紹介している外断熱工法による改修や高性能の窓交換工事は該当します。来年以降の大規模修繕工事に採用をご検討の管理組合の皆様にはぜひご検討下さい。
外断熱改修と長期優良住宅化リフォーム推進事業についてぜひ相談下さい。連絡先は下記の通りです。
(有)大橋建築設計室http://ohashi-draw.com/
大橋周二 oohashi@beige.plala.or.jp
〒001-0025札幌市北区北25条西15丁目3-16
TEL(011)726-8988 FAX(011)726-8990
2020/12/13
パッシブハウス・コンサルタントになろう!CPHC講習のご案内
日本パッシブハウス協会(PHIJP)では、建築設計、施工に携わる皆様を対象にしたパッシブハウスコンサルタントの養成講座「CPHC講習」を来年2月9日より開始することになりました。
新型コロナ感染拡大の影響で開催が出来ずにおりましたが、受講形式、講義日程について見直しを行い、zoomを利用したオンライン講座としての開催となりました。
私自身も、ここ数年米国各地で開催されている米国パッシブハウス協会(HHIUS)の会議に参加をしていますが、アメリカ国内では、これまでこの講習を受けた多くの設計者、施工者による高性能住宅の建築が進んでいます。
米国は国土の広さから地域毎の気候条件は大きく異なります。その条件を考慮した設計、施工が行われています。日本国内では来年4月から省エネ法改正による住宅性能の説明義務制度が始まります。この機会に多くの建築関係者の皆様に、このCPHC講習へのご参加をおすすめします。
講座の日程、受講方法、受講費用、申込み方法については、添付のご案内の通りです。来年1月末までに受講申込みの方には受講料の割引もあります。
詳しいことは、大橋建築設計室大橋までお問い合わせ下さい。
2020/12/11
中央区Aマンションの外断熱改修報告
私が参加している北海道建築技術協会の2021年1月会報に、今年外断熱改修を行いました、中央区Aマンションの外断熱改修報告が掲載されます。分譲マンションの大規模修繕工事に取り組んで、これまで外断熱改修は賃貸マンションの改修を含め14棟になりました。
外断熱改修は一般的に行われているタイル・塗装の外装改修より工事費が高くなるため、その効果を期待し採用検討の際には、必ず資金計画と工事内容の確定を一体に進めなければならず、同時に区分所有者の皆様のご理解をいただくという、ことが必要になります。Aマンションも同様で理事会、住民説明会を行い実現に至りました。ぜひご一読いただければ幸いです。(有)大橋建築設計室 大橋周二
2020/07/29
新型コロナウィルス対策について
今年は3月から新型コロナウィルス感染拡大の影響で工事打合せ、着工の遅れも出ていますが、年内の工事実施の予定もいくつかあり、下記の通り必要なコロナウィルス対策を行っています。
①設計・工事打合せのため来社する方々には玄関ホールには消毒液の使用の御
願い
②マスクの着用
③設計室内のテーブル等の清掃消毒
④工事監理の際は、マスク、フェイスガートの着用
尚、当然のことですが、私の外出時には公共交通機関の使用を少なくし、マスクの着用をしています。
7月に入っても大都市圏での感染拡大もあり、今後の業務を進めて行く上でも上記の対策は厳守して行きたいと考えています。(有)大橋建築設計室 大橋周二
2020/06/07
私が参加している日本パッシブハウス協会PHIJPでは、今年4月より「HappyHour」(ハッピーアワー)の名称でzoomを活用したオンラインセミナーを開催しています。
これは、会員の情報、仕事、建材・商品などを紹介する企画で、毎回15分程度の報告と45分程度の質疑応答で、毎週木曜日18:00から19:00に開催しています。
私も、これまで改正省エネ法と断熱材についてをテーマに2回紹介をしています。
この企画には、パッシブハウスに詳しい、米国在住の建築家岡田さん、北島さんにご協力いただき、米国内の最新情報の提供も行っています。
これまでの開催は
「改正省エネ法について」
「省エネって何!パッシブハウスの基本の基本」
「YouTubuで見るパッシブハウス工事」(窓周りの気密、床下断熱)
「EPSとXPS断熱材の違いわかりますか」
「ロックウールなど米国で使われている断熱材の紹介」
「外壁にEPS断熱材を使用した木造住宅」
今後の予定は、
6月11日「 防水の歴史と施工について」
6月18日 「木製サッシについて」
6月下旬からは、米国と日本の施工事例紹介、パッシブハウスにかかせない換気装置、各種建材の紹介を予定しています。
参加ご希望の方は、
(有)大橋建築設計室 大橋周二(下記メール)までお問い合わせ下さい
oohashi@beige.plala.or.jp
尚、参加費用は無料です。
2020/02/24
ドイツの省エネ建築・都市改修について、2020年1月発行の北海道建築技術協会会報に掲載されましたのでご紹介致します。
内容は、昨年(2019年)1月、ミュンヘンで開かれたBAUメッセ見学とあわせ、ミュンヘン、ベルリン2都市の視察紹介です。
ドイツ国内では省エネ戸建て住宅の建築が進められています。Poing住宅展示場では訪れた見学物に理解できる用、玄関前には住宅の性能表示がされており、内部には断熱構造などが紹介されています。ベルリンから30分程度にあるポツダム市ガーデンシティ・ドリューイッツでは、住宅、学校、保育園などの断熱改修を進めながら町全体の消費エネルギーを削減するため、建物の屋上を利用した太陽熱利用による省エネ化が進められています。ぜひご一読下さい。協会会報2020